スマートファーム/スマート農業/スマート畜産とは?
アニマルウェルフェア/5つの自由
#スマートファーム #アニマルウェルフェア
近年、担い手の減少や高齢化・省力化・人手の確保・負担の軽減など、日本の畜産が抱える様々な課題は深刻さを増しています。そうした問題を解決するための画期的な手段として期待され、昨今注目されているのが「スマートファーム/スマート畜産」です。
「スマートファーム/スマート畜産」とは、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活⽤することで、作業の自動化・データの活用・情報共有の簡易化などを達成することで、アニマルウェルフェアの観点からみても家畜を快適な環境下で飼養し、家畜のストレスや疾病を減らすために「スマートファーム/スマート畜産」がもたらす効果は大きいといわれています。
アニマルウェルフェア/5つの自由 とは?
アニマルウェルフェア(動物福祉)とは、生まれてから死ぬまでの動物の身体的・心的状態を意味します。 アニマルウェルフェアを重視する考え方の発祥の地はヨーロッパです。家畜の劣悪な飼育管理を改善し、家畜の福祉を確保させるために基本原則である5つの自由がイギリスで確立されました。
5つの自由
1.飢えや渇きからの自由
2.不快からの自由
3.痛み、外傷や病気からの自由
4.恐怖や抑圧からの自由
5.正常な行動を表現する自由
欧州連合(EU)を中心にアニマルウェルフェアの基準が法的に定められ、各国の畜産生産者に対して改善を求めました。また、アニマルウェルフェアの改善はSDGs実現のためにも重要で、フードビジネスの基本的なルールの一部になってきています。
畜産生産者はもちろん、消費者や企業としても無視できない取り組みだといえます。
スマートファーム/スマート畜産とは?
近年“慢性的な人手不足”と“高齢化”が畜産業界での大きな壁となっています。
スマートファーム/スマート畜産は、高度な技術とデータ分析を利用して畜産業を効率化し、生産性を向上させる取り組みです。例えば、カメラやセンサー、モニターを畜舎に設置し、動物の健康状態や生産性をお手持ちのスマートフォンやPCを通してリアルタイムでモニタリングすることができます。
また、AIカメラや人工知能や機械学習を用いたデータ解析により、効率的な飼料管理や繁殖管理、疾病予防などを行うことができます。スマートファーム/スマート畜産は労力やコストを削減し、より健康で効率的な畜産を実現することが期待され、酪農・肉用牛・養豚・養鶏の各畜種向けに、様々なIoT製品やサービスが登場しています。
まとめ
今回は、スマートファーム/スマート畜産についてご紹介しました。
カメラ、AI、IoTなど先端技術を活⽤し、慢性的な人手不足からの脱却、生産性の向上を目指していくことを、選択肢の1つとしてお持ちいただけたらと思います。
ぜひ、ご検討にお役立てください!
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